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『日本に自衛隊がいてよかった』

本日発売の『日本に自衛隊がいてよかった』を読了。筆者は自衛隊取材の第一人者である桜林美佐さん。長年にわたるジャーナリスト活動を通じて自衛隊関係者と信頼関係を築いてきただけに、描かれた内容は果てしなく広く、そして深い。震災後に夕刊フジに連載されていたショートエッセイをまとめて加筆したものであり、先月刊行された麻生幾氏の『前へ!』とは違ったタッチであるが、どちらも政府からの発表や政府系のメディアからは報じられない真実を如実に綴ったものであり、震災発生から半年経った今、被災者の方々と心を通わせるためにも是非読んで欲しい本です。

書店からの帰り道、待ちきれずに電車の中で読み始めたのだが、人情味溢れるストーリーに人前で思わず涙をこぼしそうになってしまった、、、。

今思い返せば、3月17日のロンドン・ニューヨーク時間には、福島原発に対する懸念からあらゆる市場が乱高下したのだが、材料とされたEUの高官の発言の数々、

“Situation at Japan nuclear plant out of control”
“Possible catastrophic events in next hours”
“Japan situation risks major disaster”

は、まったく大げさなものではなく、真実そのものだったんだな、、、。政府当局も、情報を隠そうとしていたというよりも、状況を正確に把握できていなかった、ということのようで、改めて背筋が凍る思いがする。こうした事故の原因や事故後の対応に対する調査・報告・反省なしに、経済成長を優先して老朽化した原子炉の再稼動を急ぐ神経がわからない、、。

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2011.09.10 | Comments(1) | Trackback(1) | Blues

CDSの話題三題

(その1:リストラクチャリング・クレジットイベント)
もはや風前の灯の感さえ漂うギリシャ国債をどのように処理するのか、どうすれば格付会社にデフォルト扱いされないか、どうすればCDS市場でクレジットイベントが認定されないか、散々話題になっているが、その傍らでひそかに(?)、JVCケンウッドが昨日金曜日に債券をリスケジュールする意向を表明した。

まだ提案段階ではあるが、8月8日の社債権者集会で条件変更が承認されれば、償還期限の延長というリストラクチャリング・クレジットイベントの一項目に該当するとして、同社を参照するCDSにおいてクレジットイベントが認定される可能性がある。認定されれば、日本銘柄としては昨年の武富士以来久々のクレジットイベントとなる。

細かいことを言えば、条件変更した事実が公となるかどうか、当該条件変更は同社の信用力・財務状況の悪化に起因するものかどうか、といったチェックポイントをクリアする必要がある。特に後者については主観的な判断となることから、すんなりとコンセンサスが得られるか、現時点ではなんともいえない。デフォルト寸前に追い込まれた上での債務返済期限の延長ではないが、財務に全く問題がなければこのような提案はしないとの考え方もあろうか。米国では数年前にリスケが信用力の悪化によるものかどうか議論となった事例があったように記憶するが、日本ではおそらくはじめてのケースであるだけに、注目されるところだ。

(その2:クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)とは)
今朝の日経新聞一面の囲み記事でCDSの用語解説が掲載されていた。金融危機以降、何度もCDSの用語解説を目にしたが、商品性が不変であるのにもかかわらず、新聞の解説は毎回結構異なっていた。2008年には「損失肩代わり商品はCDSと呼ばれる」と解説した日経だが、今回は「債券などのデフォルト(債務不履行)リスクを取引する一種の保険商品」と、まあギリギリ合格点はあげられる内容だ。それにしても、『用語解説』ってデータベースから引用するのではなく、毎回記者が考えるものなのだろうか、、、。

(その3:CCP(中央清算機関)の稼動)
こちらも今朝の日経新聞、「証券5社CDS清算利用開始」との記事。来週から、日本でも一部の市場参加者がCDSを取引する際に清算機関(CCP)を利用するとのこと。こちらについても、一昨年のG20合意後、「CCPはデリバティブ市場を安全にするものだ」との神話(?)に基づき、世界各国でCCPの導入が進められているが(現状ではごく一部の取引限定だが)、何年かたって、どれだけリスク削減効果があったのか、しっかりと検証する必要があるだろう。

2011.07.16 | Comments(0) | Trackback(0) | CDS

また閉店

週末、久々に避難所に足を運ばずに武蔵小山の葉菜でローフードをゆるーく食べていたら、マスターのNaoya氏が何やら旅支度をしている。「今夜から石巻なんです」とさわやかに。やたらと軽装で、食材もお米4合のみ持参するとか。「まだまだ被災地は先が長いですよ」ってまったくその通り。色々と頭と体を使って貢献しなければ。

来月、広尾に行く用事ができたので、久しぶりにJ's kitchenに行こうかとホームページを見て唖然。こちらのお店も震災の影響で店じまいだった。「3月11日の東日本大震災の影響で安心/安全な食材の入手が困難になりました。環境問題も配慮し癒しの楽園に新店地を移す事を検討しています。心と体と環境に優しいのテーマ通り再開出来る日を楽しみにしていて下さい。」とのメッセージからは絶望と希望の両方が感じられるが、再開を心から楽しみにしたい。

以前のエントリーでも書いたが、放射性物質による汚染が広がり、数多くのオーガニックレストランが自ら営業を停止している。彼らは明らかに原発の被害者なのだが、政府が安全と宣言している中での自主的な閉店なので、東電から補償を受けることは無理だろう。営業を続けているオーガニックレストランでも、食材の入手、生産者との関係、消費者との関係などで、水面下で大変な苦労を強いられているところが多い。一般のチェーン店などは「市場に出回っているものは政府の基準を満たしているものだから安全」と信じて普通に営業しているが、そもそも食の安全に敏感な人たちほど、放射性物質の潜在的なリスクに敏感である。ヨウ素やセシウムといった一部の核種しか検査の対象とせず、検査自体も非常に大雑把なサンプリングであり、当該食品の摂取以外からの被曝をきちんと考慮しないどころか震災後に安全性の基準値自体を変更するなど、政府の対応からは安心感は出てこない。被曝量と将来ガンになる可能性の関係ばかりが注目され、「10年後にガンになる可能性が1%上昇するくらいなら気にならない」というように考える人も多いが、ガンにかからないまでも、被曝によって免疫力が低下し、ガン以外の病気が誘発されることだってあるだろう。ある程度状況がはっきりしてくるまでは、特に子供たちには不必要なリスクを取らせるべきではない。



2011.06.26 | Comments(0) | Trackback(0) | Blues

需給関係など

被災地で合同慰霊祭を行なうにあたって、喪服の数が圧倒的に足りていないので、サイズや種類などを問わずに大量に喪服や喪章を送って欲しいとのメッセージをもらい、さてどうしようと思案していたところ、幸いにして多くの人からの支援があって間に合いました、とのこと。自分のスピード感のなさを深く反省。

先週末に避難所に物資を届けに行った際に、受付の担当者から「もう、着るものも食べるものもだいたい間に合っています」と言われた。めげずに、昨日食品関係を届けに行ったところ、別の担当者の方に感謝され、「日持ちする食料はあって困ることはありませんので助かります」とのこと。

季節も変わりつつあるが、被災者の方々の状況も目まぐるしく変わる。復興にはまだまだ色々な形でのサポートが不可欠だが、必要な場所に必要なものをタイムリーに届けることもこれまた難しいと、改めて実感。

それはそうと、停止中の原発を再開するため、地元自治体に向けて「安全宣言」が出されたが、事故が起きた時には地元だけでなく日本中に甚大な影響が及ぶわけだから、地元だけでなく、日本全国と向かい合って議論して欲しいものだ。

原発が使えないと日本の産業の国際競争力が低下してしまう、と産業界から強い懸念が繰返し表明されているが、1ドル360円の時代から200円→100円→80円と急激に円高が進む過程でも、同じような懸念の声が連呼されていたことを思い出す。今、急にすべての原発を停止したら、目先は産業界にとって痛手になるのだろうが、中長期的には乗り越えられるんじゃないかと、(たいした根拠はないが)楽観している。

2011.06.19 | Comments(0) | Trackback(0) | Blues

GCを使ってみた

我が家にGCが届いた。GCと言えば、クレジットの世界ではGoing Concern、将棋の世界ではGrand Champion、野球の世界ではGiants vs Carp、だが、我が家に届いたのはウクライナ製のGeiger Counter。早速色々と計測してみた。

地元の自治体のホームページでは、毎時0.04マイクロ・シーベルト程度の数字が報告されているが、我が家の室内では0.08くらい、家の外は0.10くらい、多摩川沿いを歩くと0.13~0.14くらい、一部の茂みでは0.16くらい、と、予想通り場所によって相当数値がぶれる。これだと、一日中家にこもっていても年間で0.7ミリ・シーベルト程度被曝することになる。「流通している食材は安全」と信じて普通に外食し、普通にスーパーで食材を買い、普通に水を飲み、マスクをせずに歩く平均的な東京人でも、内部被曝を含めて年間1ミリ・シーベルトの規定値を軽く超えてしまう。風評被害と言う言葉を履き違えて、被災地を応援するとの名目で放射能に汚染された野菜・魚を積極的に食べれば、累積で結構しゃれにならない数字になる。

素人が簡易計測器で測っている以上、自治体の計測値とずれるのは当然なのかもしれないが、地上からの高さや場所によっては放射線の強さが結構違うことは認識しておくべきだろう。最近、やっとNHKや新聞でもこの事実を取り上げるようになって少し前進だが、遅きに失した感も否めない。日本にいる以上、今後長期に亘って放射線と付き合わなければならないわけだから、被曝に関する話題をタブー視せずに、堂々と議論すべきだ。天気予報でも、「本日は北寄りの風が強いでしょう」だけではなく、「よって、○○地方には放射性物質が飛散しやすいでしょう」くらい言って欲しいものだ。

という私も、公園の砂場で遊んでいる小さい子の横でGCを使って数値を計測するのはためらわれた。あなおそろしや、母の視線、、、。

2011.06.11 | Comments(0) | Trackback(0) | Blues

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