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石橋女流王位防衛

昨日行なわれた石橋幸緒女流王位と挑戦者の清水市代女流二冠の5番勝負最終局は、石橋女流王位が勝って昨年奪取したタイトルの防衛に成功した。

体の弱さを抱えながら組織の運営で多忙な中で、昨年日本将棋連盟から独立したLPSA所属棋士の唯一のタイトルということで周りからの大きな期待・プレッシャーを感じながらのタイトル戦だったと思われるが、見事に結果を残してファンの期待に応えてくれた。

専門的には、女流トップの将棋は男性棋士トップクラスの将棋と比べて見劣りする部分もあるが、アマチュアから見ると女流の将棋はわかりやすくて、煌びやかで、意思の強さが伝わってきて非常に面白い。今回の5番勝負も見ていてハラハラドキドキする将棋が多く、対局する本人も精神的にしんどい時間が続いたと思われるが、最後まで心の強さを維持できたことが勝因の一つだったように思う。

石橋さん、おめでとうございます。年内も仕事でスケジュールがいっぱいと思いますが、一区切りついたことですし、少しはのんびりして英気を養ってください。

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2008.11.14 | Comments(0) | Trackback(0) | 将棋

七冠制覇に再チャレンジ

9月12日(金)に行なわれた竜王戦挑戦者決定3番勝負第3局は相穴熊の大熱戦となり、序盤・中盤の作戦負け(に見えた)をものともせずに180手で羽生善治四冠が木村一基八段を破って、渡辺明竜王への挑戦権を獲得した。7番勝負は10月18日・19日にフランス・パリで始まり、第7局までもつれると12月中旬に決着がつくことになる。

まだ誰も獲得したことのない『永世竜王』の肩書きは、「通算7期獲得」もしくは「連続5期獲得」が条件だが、現在羽生四冠は「通算6期獲得」、渡辺竜王は「連続4期獲得」ということで、今回の7番勝負の勝者が機械的に初代の『永世竜王』となる。先日の名人獲得で『永世名人』となった羽生にとっては、『永世竜王』を獲得すると『永世七冠』という偉業の達成となる。棋界の最強者である羽生を挑戦者に迎える渡辺竜王も、4年前に森内俊之から竜王を奪取した後、木村一基と佐藤康光(2回)の挑戦をはねのけ、竜王戦では無敵を誇る。否が応でも盛り上がる7番勝負となった(こちらの方の文章が秀逸です)。

羽生四冠の2008年は王座・王将の二冠で始まった。年明けに王将を防衛したものの、棋王戦の挑戦に失敗し、4月の名人戦は二冠のまま始まったが、ここから棋聖戦・王位戦・竜王戦の挑戦権を次々に獲得、名人と棋聖を奪取して、現在王位戦は3勝3敗のフルセットという状況である。王位戦最終局を勝ち、現在行なわれている王座戦で後2勝し、竜王を獲得すると、2008年は六冠で終了し、年明けの棋王戦の挑戦権を獲得すれば、来年2月3月の棋王戦は七冠への再チャレンジとなる。

ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。「この一局に負けると七冠への道が閉ざされる」という対局も以下のように数多くあったが、対局過多で苦しむ中でことごとく勝ち取ってきた。

 ・棋聖戦第3局・第4局・第5局(1・2局に負けていきなりのカド番を3連勝で克服)
 ・王位戦 第5局・第6局(第4局で1勝3敗のカド番となり、その後の2局をブレーク)
 ・竜王戦トーナメントの6局、挑戦者決定3番勝負の第3局

特に竜王戦では予選の1回戦で敗退し、敗者復活の出場者決定戦で劣勢の将棋を数多く逆転して勝ち抜いてきた。対戦相手はすべてトップクラス、勝率は7割という中で、これだけ負けられない勝負をことごとく勝つのは並大抵ではない。むしろ、“1つ負けても大丈夫”という対局では、勝負にとことんこだわるよりも次につながるような実験を行なっているのではないかとすら思えてくる。

王位戦は次負けると終わりであり、竜王戦はここだけに集中できる渡辺竜王が相手であり、王座戦の木村挑戦者も最近の将棋の内容は良く、年明けの棋王戦も次の久保九段・阿久津六段戦に負けるとそこで挑戦者への道は閉ざされる。まだまだ厳しい道のりだが、少しずつ夢が膨らんできているのが感じられる。

2008.09.15 | Comments(0) | Trackback(0) | 将棋

竜王戦の挑戦者は?

先ほど終了した将棋竜王戦挑戦者決定戦三番勝負の第2局は、木村一基八段が羽生善治四冠との終盤のギリギリのつばぜりあいを制して勝ち、対戦成績を1-1のタイとした。肉を切らして骨を絶ついつもの華麗な羽生四冠の終盤かと思いきや、“千駄ヶ谷の受け師”木村八段の粘りはすざましく、羽生四冠の一手のミスをついてそのまま最後まで持っていってしまった。

これで、羽生四冠のスケジュールはますます過密になる。2-3でカド番となっている王位戦、木村八段を挑戦者に迎える王座戦5番勝負、そして竜王戦挑戦者決定戦三番勝負の第3局と、重要な対局(王位戦と竜王戦は一つも落せない)が短い期間に集中している。しかも、今日の勝負は羽生四冠に終盤で読み勝ちした木村八段にとっては大きな自信となり、王座戦でも手ごわい相手となるだろう。すべてがうまく運べば再び七冠王も夢ではなくなるが、道は果てしなく険しいようにも思われる。

それにしても、最終盤で打ったばかりの歩を成り捨てて時間を稼ぐ羽生四冠の姿には驚かされた。もちろんルール違反でもマナー違反でもなんでもなく、他の棋士も日常的に行なっている“戦術”だが、日頃スマートな終盤を見慣れているせいか、なりふり構わぬ姿には感動さえ覚えた。

2008.09.04 | Comments(0) | Trackback(0) | 将棋

佐世保決戦

今日の注目はFreddie Macの決算でもAIGの決算でもAmbacの決算でもなく、佐世保で行なわれている将棋王位戦7番勝負第4局。タイトル保持者の深浦康市王位が地元佐世保で最強の挑戦者羽生善治四冠王を迎えうっている。

ここまでの勝敗は深浦王位の2勝1敗、先日の第3局の羽生の先手番をブレークしたのには本当に驚いた。何しろ、相手は第19世名人になったばかりの羽生である。今期に入って森内・佐藤と最強のタイトルホルダーを連破して四冠王になった羽生である。流れ的にはこのまま羽生が五冠目のタイトルを奪うと見る向きが当然多いなか、ここまで深浦王位が優位に7番勝負を進めている。

深浦王位は第3局の勝ち方がまた強かった。3三金と一見筋が悪くみえるが実に力強い金上がりで押さえ込み、羽生の攻めを細いものにして、最後も鮮やかに詰み上げた。羽生四冠は小駒を中心とした細い攻めをつなぐのが得意であるという印象があるが、素人目には深浦王位が終始押し気味だったように映った。

初日の今日は後手番羽生挑戦者の1手損角換りとなっている。初日にしては手が進み、羽生が銀をぶつけたところで封じ手となった。素人目には、なんだか深浦王位は自然な手が多く、羽生挑戦者はやや無理して暴れているような印象を受ける。何か成算があっての攻めだと思わせるのが羽生に対する信頼だが、このまま自然体で羽生の攻めをかわして勝ち切ったらまた深浦強しとの印象が残るだろう。

これまでの活躍はどちらかというと地味であったが、昨年羽生から王位を奪ったのに続いて今年羽生相手に防衛したら、九州男児深浦王位の男気のある将棋の評判が上がるであろう。王位戦と言えば、石橋幸緒女流王位のタイトル戦もそろそろ始まるが、昨年のようにジョイントで王位就位記念パーティーを開催することができるだろうか。

<後日記>
深浦王位の勝利で対戦成績を3勝1敗とし、王位防衛に王手!二日目も重厚で落ち着いた差し回し(に見えた)で羽生挑戦者をカド番に追い込んだ。今、羽生四冠にここまで勝てるのは深浦王位くらいだろう。ハブを退治するマングースの異名は伊達じゃない?ここからは、羽生四冠の奇跡的な巻き返しにも期待した。

2008.08.06 | Comments(0) | Trackback(0) | 将棋

男性棋士 vs 女性棋士

昨日第57期王座戦の予選トーナメントが行なわれ、特別枠で出場する女子プロ棋士4人と男性棋士の試合が一斉に行なわれた。もともと存在する実力差に加えて、持ち時間が各5時間と普段短い持ち時間の将棋が多い女子プロ棋士には不利とも思われる条件設定であるせいか、この棋戦では過去において男性棋士の全勝という結果である。この日出場した女子プロ棋士はタイトルホルダーが中心で、大きな期待がかけられていたが、今回も男性棋士の全勝に終わった。

将棋は1番勝負なら多少の実力差は克服できる競技である。何かで読んだ喩えであるが、プロゴルファーのトップとアマチュアがコースを回った場合、36ホール回れば結果は自明となるが、そのうち1ホールが2ホールくらいはアマチュアのスコアがプロを上回ることもあるだろう。将棋の男女差も同じようなもので、対局を重ねれば男性プロが高い勝率を残すことになろうが、1局1局の対局は水ものであり、”金星”が入る余地は大いにある。清水市代女流王将・倉敷藤花の対男性棋士の成績が27勝117敗、石橋幸緒女流王位の成績が7勝23敗と聞いたが、比較的納得のいく数字である。

直感的には、持ち時間が長いほど”波乱”がおきにくいと思われるが、昨日の勝負も途中は女子プロ側が有利な将棋もいくつかあったものの、勝ちきるまでには至らなかった。持ち時間の長さもさることながら、勝負の時間帯も結果に微妙に影響を与えているような気がする。通常、男性プロの対局は夕食休憩後に勝負が本格化するのに対して、女性プロの対局は普通は夕食前には終了する。昨日のように持ち時間が長い勝負だと、勝負の山場~決着を迎えるのが夜の8時・9時といった女性には経験の浅い時間帯となる。王座戦で女性が実績を残すには、”夜戦”の経験を積むことも必要なのだろうか。

そんな中で、昨日の石橋幸緒女流王位の頑張りには頭が下がる思いがした。午後8時半頃に千日手で引き分け、午後9時頃にスタートした指し直し局でも途中見せ場を作り、不利になってからも手を尽くして頑張って終局は翌日の午前0時23分。決して体が強くない人だけに、その根性・頑張りにはとても勇気付けられる。

2008.07.27 | Comments(0) | Trackback(0) | 将棋

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