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AIの進化

今日のテーマはAI、といってもAlternative Investmentではなく、Artificial Intelligenceの話だ(6月末のHedge Fundの解約が金融市場に与える影響も気になるが、、)

ゴールデンウィーク中にコンピューター将棋選手権が行なわれ、優勝・準優勝のソフトがアマチュア超強豪とエキシビションマッチを戦った。結果は2局ともコンピューターの勝ち、敗れたアマチュアの一人は最近もプロ棋士に連勝するなどその実力は誰もが認めるところであっただけに、かなり衝撃的な結果ではあった。10年ほど前までは、「確かに詰め将棋など終盤の限られた局面ではコンピューターの実力は抜群だが、将棋は取った相手の駒を使えるので変化は無限、序中盤には1手指さずにパスした方がいいような局面もあり、コンピューターが総合的に人間を超えるのは無理であろう」と言われていたが、ここ数年間で完全に一線を越えてしまった。昨年、コンピューター(ボナンザ)とプロのタイトルホルダー(渡辺竜王)が公開対局を行い、コンピューターがあわやというところまで人間のプロを追い詰めたのは記憶に新しいが、もう一流のプロでも短い持ち時間の将棋では10局に1局くらいコンピューターに負けても不思議ではないだろう。

技術の進歩には大きな驚きを感じるが、それでも不思議と大きな感動は覚えない。同じような“タブー”でも、“アマ強豪がプロ棋士に勝つ”、“女子プロ棋士が男子プロ棋士に勝つ”といったニュースには、それが最近ではそれほど稀なことではなくなってはいても、ワクワクさせられることが多い。昨年、石橋幸緒女子プロが六段と九段の男子プロを連破したが、将棋の内容が迫力満点だったこともさることながら、当時の石橋プロの境遇を思い巡らせると、今でも感動がよみがえってくる。古くは、借金取りから追われて生活もままならない小池重明アマがバリバリのA級スター棋士を吹っ飛ばしたり、NHK杯で中井広恵女子プロが男子プロの有段者を撃破したり、さまざまなドラマに将棋ファンは胸を熱くした。こうした感動が、コンピューター将棋には感じられないのだ。

これは、私が将棋に人間臭さを求めているからなのだろう。ライバルに対して意識過剰になって自滅したり、深夜に及ぶ対局で最後の最後で疲れから読みが抜けたり、最善手ではなく相手の間違いを誘う手をあえて選んだり、秒読みの中で気合いを通したり、前回負かされた作戦を逆手にとったり、そういったドラマからは関係ないところで(まったく関係ないわけではないようだが)正確無比に差し手を刻むコンピューターには、そのプログラムを作成した人には大きな敬意を払うが、やはり物足りないものを感じないでもない。七冠王でも終盤で1手頓死を見落とす、見落とした本人はたまったものではないだろうが、そんなことにもファンは心を打たれることもあるのだ。

最近のタイトル戦の控え室では、コンピューターソフトを持ち込んで中終盤の形勢を判断しているそうだ。タイトルホルダーが2人で考えても見えない詰みを控え室のコンピューターが数秒で発見し、対局者の2人以外の周りの人間が全員詰みに気がついている、なんて光景もあるのだろう。技術革新を否定するものではまったくないが、自分が古い人間であるせいか、どうしても違和感を覚えざるをえない。

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2008.05.06 | Comments(0) | Trackback(0) | 将棋

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