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大詰めを迎える将棋名人戦

森内名人2勝・羽生二冠3勝で迎えた将棋名人戦第6局は、いよいよ明日・明後日(16日・17日)の2日間行われる。会場が山形県天童市であることから大震災の影響が心配されるが、予定通りに名人戦が行われて地元経済に少しでもポジティブな効果がでることを願うばかりだ。将棋の方は、今回は羽生二冠の先手番ということで、ファンにとっては永世名人獲得の期待が高まる対局でもある。

ここ最近のタイトル戦では、先手番の勝率が非常に高いようである。作戦の幅が広いことや事前に作戦を決めやすいことが理由のようであるが、トップ棋士同士の場合には特にその傾向が顕著のようだ。素人目では、形勢が二転三転する将棋などでは、どちらが先に指したかは勝敗に関係ないような気もするのだが、今年の棋王戦では先手が5勝0敗、名人戦も現在まで先手が4勝1敗ということで、現代将棋では手番は無視できない要素の一つのようである。

しかし、それにしても羽生二冠のスケジュールは殺人的である。今年に入って王将戦・棋王戦・名人戦とタイトル戦に連続出場する一方で棋聖戦・王位戦・竜王戦の予選を勝ちあがり、先週には棋聖戦も始まり、その一方で将棋普及のために北京に出張に行くなど、この分では研究する時間が限られてしまい先手番のメリットを生かしきれないのではないかという危惧すらでてくる(実際、棋聖戦第1局では先手番を落している)。少し前であれば、タイトル戦連続出場の勢いで勝ちまくることもできたのであろうが、最近の将棋は事前の研究が勝敗に及ぼす影響は決して小さくないようだ。

その意味では、名人戦では森内名人、棋聖戦では佐藤棋聖、(挑戦者になれば)王位戦であれば深浦王位は目先のタイトル戦だけに集中して研究できることになり、如何に羽生善治とはいえ相当の苦戦を強いられるだろう。このまま名人・棋聖・王位を獲得して五冠王になるよりは、タイトルが群雄割拠状態のほうが将棋界にとっては盛り上がるのだが、羽生にしても当然戦う以上は全て勝ち取るつもりで全力を尽くすであろう。この夏も面白いタイトル戦が数多く見られそうだ。

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2008.06.15 | Comments(0) | Trackback(0) | 将棋

混迷するモノライン業界

原油・穀物価格の急騰が続く中で、6月に入って各国中央銀行がインフレ警戒姿勢を強め、金利イールドカーブのベア・フラットニングが大きく進んでいる。日銀による政策金利の利上げなど考えられない日本のマーケットでも、海外勢の動きも影響しているのか短・中期金利の上昇が目立っている。マーケットの注目は迫り来るスタグフレーションに対する金融当局の対応といったマクロ的な部分に集まっているように思われるが、水面下では、何らかの形での生き残りをかけるモノライン各社にとってのタイムリミットが刻々と迫っている。

モノライン保険会社を非常に大雑把にグループ分けして整理すると以下のようになるだろうか。

(1) 存続の見込み薄・市場への影響は限定的 
   ACA
(2) 大幅な事業再編・救済合併以外に存続の見込み薄・市場への影響は無視できない
   FGIC・XL・CIFG
(3) 現状のビジネスモデルを維持できるか瀬戸際・市場への影響甚大
   MBIA・AMBAC
(4) 予断は許さないが、現状のままビジネスを継続できる見込み
   FSA・Assured Guaranty
 
第1グループのACAについては実質的に破綻状態で、債権者(CDSのカウンターパーティー)からモラトリアムを受けて辛うじて時間稼ぎをしている状況である。大手金融機関は日系の金融機関も含めて概ねACAが破綻した場合の含み損失等を計上していることから、実際に破綻しても市場に与える影響は限定的であろう。
 
第2グループは現在BBB~BBエリアまで格下げされて新規の保証ビジネスが停止状態であり、時間の経過による資本適正度の改善効果も低く、また現状のままでは外部からの出資もままならないといった中堅・大手モノラインである。CIFGは親会社がフランスの大手金融グループで、当初は親会社による増資も期待されていたが、現在はそうした動きは見られない。この中で規模的に一番大きいFGICは、証券化商品の保証業務と地方債等のパブリック・ファイナンスの保証業務を分割する案をNY州に提示したが、今のところ具体的な動きにはつながっていないようで、大株主のBlackstoneやPMI等に増資を行なう姿勢も見られない。XLは、一部の保証契約の有効性を一方的に否認して資本適正度の大幅な改善を図ったが、先般保証の有効性を主張するメリルリンチに敗訴している。いずれも、現状のままでの生き残りは不可能であるようだ。

こうした現状は相当程度は市場に織り込まれていると思われる。この3社の保証する証券化商品や地方債の多くがすでに格下げされて市場価格も下落し、原債権がしっかりしたものでない限りはセカンダリー市場でまともな価格で売却することは困難な状況であり、大きなエクスポージャーを持つ大手金融機関もそれなりの引当てを積み始めている。ただし、特にFGICの場合は規模が大きいこともあり、状況がさらに悪化した場合金融機関等に今後も追加的な損失が発生することは避けられないだろう。実際の保証の履行能力についても、当面は現在の資本によって保証の履行を継続できるものと思われるが、原債権の毀損が進むと予断は許さない。また、根本的な事業の再編や救済合併などがない限り、規制上維持すべき必要最低資本を下回ってNY州保険当局の“庇護下”に入り、これによってCDSのCredit EventやISDA Master契約のEvent of Defaultに抵触する可能性すら否定できない。この場合、モノラインを参照するシンセティックCDO等のトランシェに毀損や格下げが発生することが予想され、実務上も、モノライン保険会社のクレジットイベント決済がスムーズに行われるか注目される。

第3グループのMBIAとAMBACは、年内にもMoody’sとS&Pから『Aaa/AAA(見通し安定的)』というステータスを回復し、新規ビジネスも時間をかけて回復していくだろうと見込む向きもあったが、先般の格付けアクションでこのシナリオが完全に崩壊した。それどころか、一貫して“トリプルAは死守する”としてきた両者も最近では格付け基準の一貫性のなさを理由に、トリプルAにこだわらない姿勢を示すようになっている。MBIAに至っては、今年の1月に子会社のMBIA InsuranceのトリプルA維持の目的で親会社のMBIA Incにおいて資本を調達したが、格付会社のスタンスの変化を理由に、親会社から子会社へ資本金を移動しないと表明、実質的にトリプルAの維持をあきらめたとも解釈できる。親子間の資本金の移動については当局との約束事項でもあり、今後の当局の出方が注目されるが、本当にトリプルAにこだわらなくなったのであれば、この2社もいずれは第2グループに仲間入りしてしまうのかもしれない。この場合、資本余力が相対的は高いことから、実際に保証が履行できないという事態に陥るのは相当程度先の話になると思われるが、モノライン保証債市場の価格回復は滞り、仮にテクニカルな理由でCredit EventやEvent of Defaultに抵触するようなことになれば、規模の大きさから言って金融市場への波及効果は相当大きなものになるだろう。

モノライン各社・規制当局・格付会社・大手金融機関・PEファンドの間で現在どういった水面下の動きがあるのかは伝わってこないが、サブプライムの影響が軽微であった第4グループの2社やBerkshire Hathaway等の新規参入者を巻き込むような当局主導の業界再編、といったウルトラCでもない限り、ソフトランディングのシナリオが遠のいていくような気がしてならない。

2008.06.15 | Comments(0) | Trackback(0) | モノライン

Delico in Ebisu Liquidroom

6月9日(Rockの日)、5月に全米でアルバムをリリースしたLove Psychedelico の“凱旋”ライブを観る。このバンドを知ったのは比較的最近で、ライブを見るのは今回で2回目だが、1960年~70年代の洋楽がDNAに刻み込まれた身にとっては非常に心地のよい演奏の連続である。メンバーの2人もサポートメンバーの演奏も非常に高いレベルで安定し、日頃安定感の欠けたぎりぎりのRockや感情の起伏の激しいミュージシャンの演奏を聴くことが多いこともあって、拍子抜けするくらい安心してライブを楽しめた。

このバンドの根底にあるのはBeatlesである。佐藤良明氏が著書で書かれているように、”Free World”は”I Want To Hold Your Hand”の”I can’t hide”そのままだし、随所にBeatlesを敬愛する姿勢が垣間見える。 “Rockの日”ということもあってか、Lennon & YokoというよりThe Beatlesであったのも、この日の自分にはフィットして楽しめた(Keithの”Happy”のカバーは、ちょっと人生経験不足といった感じもあったが)。Kumiのちょっとしたpoetry reading 的なVocalは絶対的にオリジナルであり、単なるクラッシック・ロックのカバーや真似事の域ははるかに超えている。

これだけ完成度が高いと、バンドとして次の展開が難しくなるのが常だが、今年は全米デビューという形を打ち出した。Kumiは昔アメリカのライブハウスで歌っていたという話を聞いたことがあるが、その時のように武者修行とかバンドの音を固めるといった目的よりも、世界中の人に自分達の音楽を紹介したいという気持ちが強いのではないかという気がする。あるいは、The Beatlesの全米進出と重ね合わせている部分もあるのかもしれない。いずれにしても、まんねりの打破のために色々試行錯誤しているというよりは、新しい展開を自然体で求めて活動しているように見え、今後がますます期待される。

2008.06.15 | Comments(0) | Trackback(0) | ライブレポート

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