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Déjà vu

格付会社が格下げを発表し、PershingのAckman氏が空売りを仕掛ける。まるで、おなじみのモノラインについてのニュースのようだが、昨日に関してはGSEが格付会社とAckman氏の“攻撃”の対象となった。

Moody’sはFannie MaeとFreddie MacのPreferred Stockの格付けをAa3からA1へ引き下げて格下げ方向で見直しとし、銀行の財務力格付けを前者をBからB-へ、後者をB+からB-へ格下げし、こちらも格下げ方向で見直しとしている。市場の信頼を失った格付けではあるが、タイミングによっては市場のセンチメントに大きな影響を及ぼす。当局の本音は、「余計なことせずにおとなしくしていてくれ」といった感じなのかもしれないが、格付けが不適切であるとか客観的でないとして散々槍玉に挙げられていた格付会社としては、“手心”を加えるわけにはいかないだろう。

一方、Ackman氏は問題解決の策として、GSE2社の既存の株式をゼロにして、社債権者の保有額の一部についてはDebt Equity Swapを行なうという持論を展開、自身も運営するファンドにおいてGSE2社についてショートポジションを作ったようだ。Ackman氏の提案に耳を傾ける価値があるかどうか定かではないが、民間企業の経営者であれば住宅市場のスランプに際してレバレッジを下げるなどの保守的な企業運営を行ないたいところを、GSE2社は当局の意向を汲んで(?)積極的にリスクをとっていたわけであり、当局としても株主を簡単に見捨てることはできないだろう。SECは、2社の株式の空売りを制限する方針を表明しているようだ。

また、議会もPaulson財務長官のGSE救済案に一定の評価を行ないながらも、議論することなく通過させることはできないと牽制球を投じている。Paulson財務長官は今週中には法案を成立させたいと考えているようだが、果たしてスムーズにことが進むだろうか。

こうした格付会社・民間のファンド・議会などの動きは、市場の混乱やシステミックリスクを防ごうと必死になっている当局の当事者にとっては邪魔なものとしか映らないのかもしれないが、本質的には健全な動きであると評価していいのだろう。混乱している市場の“治療”にスピードが要求されるのは間違いないが、必要なプロセスを素通りするわけにはいかない。

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2008.07.16 | Comments(0) | Trackback(0) | GSE

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