スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告

眠れない夜

AIGの破綻はとりあえず回避された。住宅ローン市場の急速な悪化でスプレッドの拡大が際立っていたHBOSも、Lloydsによる買収話が進んでいるようで、やや落ち着きを見せているようだ。2013年償還の社債はZ+670近くまで拡大していたが、買収のニュースで瞬く間にZ+470あたりへタイトニングしたようだ。だが、Liborは急速に上昇し、現在もiTraxx Xoverインデックスは5bps、10bps単位で激しく動いている。Bloombergによれば、当初タイトニングしていたMorgan Stanleyの5年CDSは800bpsを超え、Goldmanの5年CDSも500bpsを超えた。USソブリンのCDSは5年で20bps、10年で30bpsに到達したそうだ。まだまだ先は長そうな予感は至るところに漂っている。

今日の新聞の夕刊の見出しは「AIG米政府の管理下に」。実質的な意味合いは間違いではないと思うが、これだとCDSのCredit Eventやマスター契約のEvent of Defaultに該当するのではないかとの不安が台頭するだろう。昨日はAIGをConservatorshipに置く案が議論されているとの報道があり、GSEの時と同様にCredit Event (GSEは該当)/ Event of Default (GSEは回避)との関連が不安視されたが、とりあえず今日発表された内容からすると、Bankruptcyの定義に直結する内容ではなさそうに見える。もちろん、実際の融資枠設定や株式取得の契約内容を確認する必要はあるし、当局が株式の配当に対する拒否権を持つということで、実質的な公的管理に近いと判断する向きもないとはいえず、まだ予断は許せない。

実際問題、AIGを参照するCDSにクレジットイベントが認定されると、CDOの格下げラッシュなどの大混乱がおきる程度でおさまるような気もするが(甘い?)、AIGがカウンターパーティーであるOTCデリバティブがEvent of Defaultですべて早期終了となると、SuperSeniorのプロテクションを買っている大手金融機関は軒並み大幅な追加損失を計上することになり、さらにはあらゆるデリバティブについてカバー取引が殺到して市場が機能不全に陥ることも予想される(今Lehmanで似たようなことが起きているようです)。ここは、Dinallo氏の手腕に期待して、システミックリスクを回避してもらいたいところだ。

それにしても融資枠の期間が2年とは、期間が長くて安心していいものか、あるいはこれくらい期間をかけないとAIGの資産をまともな価格で売却することが困難だろうとの当局の見解と解釈すべきか、判断に迷うところだ。

追伸:ご丁寧なコメントをありがとうございました。少々お時間を頂いたうえでお返事差し上げます。

<追記> 午前1時50分現在、GS株100ドル割れ(133→98.5)、Morgan Stanley株20ドル割れ(28.7→19.25)、Morgan Stanley 5年CDSはアップフロント14%(+ running 5%)!投資銀行バブルの終焉ですな、、、。3ヶ月ものTbillの利回りは0.03%まで低下、、、。

スポンサーサイト

2008.09.17 | Comments(0) | Trackback(0) | 市場雑感

«  | HOME |  »

FC2Ad

CalendArchive

人生が輝き出す名言集



presented by 地球の名言

プロフィール

dbsb

Author:dbsb
ようこそ。

FC2カウンター

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。