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CDS市場の取引フロー

ここ最近のCDS市場での取引フローを示すデータを2つ。

1つはMarkit社が4半期毎に発表しているQuarterly Metrics Report。このレポートは、クレジット・デリバティブ、株式デリバティブ、金利デリバティブのコンファメーション(取引を確認する契約書)がどの程度スムーズに調印されているか、さまざまな数字を報告するものであり、海外の主要ディーラー16社からデータを集めている。今週更新された最新のレポートでは、2008年10月~12月のCDSの取引件数の推移がグラフで示されている。

これによると、16社の平均月間取引件数は、Lehmanが破綻した直後の10月に30,000件に達し、過去最高記録となった。1ヶ月を20営業日とすると、1日平均で1社1,500件ほどの取引があったことになる。Lehmanが消滅したことや、カウンターパーティーの選別が進んだ時期であることを考えると、驚くべき数字と言える。11月、12月になって減少に転じたが(12月はクリスマス休暇もあって例年取引量は減少する)、それでも高水準を保っている。トレーダーにとっては息もつけないような日々であっただろうが、オペレーションやリーガルの担当者にとっても残業が急増した期間だったのではないか。

この他に、16社の単純平均が増加している一方で、16社の単純平均と中央値(median)の差が広がっているが読み取れる。これは、相対的に信用力の高い最大手の5社程度に取引が集中し、その他のディーラーの取引量が減少していることをあらわしているように思う。

もう1つは、DTCCのデータベースで、今週から週間の取引量に関するデータ開示が加わった。これによると、1月12日から16日の1週間で、42,618件、グロスの元本で6000億ドルの取引が新しく行なわれている。昨年の9月10月よりは減少しているイメージだが、ここ最近の流動性のない相場を考えると、思ったより取引は細っていないように思われる。

金融セクターがメルトダウンに向かっているような気がますます強くするが、今後も破綻や救済合併などで大手金融機関の数が減り、資本不足によってリスク許容度も低下し、カウンターパーティーを選別する動きもますます強くなり、メジャーなエンドユーザーだったヘッジファンドの数も減り、保険会社の動きも鈍くなる、といったことが容易に予想される中、さすがにこのペースは続かないだろう。CDSやデリバティブに限らず、株式や債券市場も同じだが、マーケットメーカーたる大手のディーラーが元気でないと、金融市場の成長は望めない。これからどれだけ長く冬の時代が続くか考えると憂鬱になってくる。

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2009.01.22 | Comments(0) | Trackback(0) | CDS

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