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Tier1債の下落

海外の大手金融機関の株価が冴えない。政府から出資を受け、それが優先出資証券で普通株よりもシニアになったり、普通株で増資をすれば希薄化を起こしたり、また、ここ1年間の金融機関破綻・実質破綻の例では例外なく普通株主が犠牲になったことを考えれば、いくらヒストリカルにいいレベルでも、いくらチャート上割安に見えても、今積極的に買う理由は少ない。

普通株は銀行のバランスシートの右側の一番下に位置するが、そのすぐ上にくるTier 1債の価格も1月に入って大きく崩れた。下から上へと徐々に歪みが上昇しているわけだが、典型的なのが1月16日に価格100円で条件決定されたLloydsのTier 1債。既存のUpper Tier 2債(Tier 1より一段階シニア)との交換で新たに約20億ポンド発行されたのだが、クーポンが13%の永久債(10年目~20年目にコールあり)で、そこそこの人気から一時は101.50くらいまで価格が上昇した。ところが、直後にRBSが巨額の損失を発表し、国有化によってTier 1債の利払いが停止・先送りされるのではないかとの懸念が台頭、発行されたばかりのLloydsのTier 1債は  101.50から95→85→50円台へと暴落し、1月23日には47/57(価格)といった気配が見られた。

Lloyds以外のTier 1債も当然大幅に下落し、クーポンの不払い懸念から、債券の売買において経過利息のやり取りを行なわないベースでの取引が増加しているようだ。次回の利払いが期待できないのであれば、当然のように経過利息をやり取りする意味がない。

格付会社もこの状況の変化に対応して(いつも後手後手に回るのだが、、、)、S&Pは先週後半に国から出資を受けたFortis、Northen Rock、Commertzなどの一部銀行の下位劣後債(junior sub)を投機的階級へと格下げした。収益性が悪化し、国への依存度が高い中で国がTier 1債を含む下位劣後債をどれだけサポートするかが不透明になり、利払いの停止・延期の可能性が強まったとしている。

国が金融機関をサポートする余力が低下している中で、切り捨てられる部分が増えているという感じがする。さすがに預金とシニア債は死守されるように思うが、株や劣後債の市場が回復するのはまだまだ先のことになるだろう。

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2009.02.01 | Comments(4) | Trackback(1) | 市場雑感

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