スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告

1月のCDS市場

1月中旬からDTCCが週間のCDSの取引件数と元本金額をレポートするようになった。対象はDTCC経由で取引されるCDSで、全世界の市場をカバーしている。これによると、1月12日ー16日の週は1週間で42,618件の取引が行なわれ、グロスの元本は合計で6000億ドル程度となっている。この数字はピークから比べると地味な印象を受けるが、1月26日-30日の週には市場は活性化し、1週間で54,549件、グロスの元本で合計1.3兆ドルほどの取引が行なわれている。1日に換算すると11,000件となり、最大手のディーラーにおいては1日1,000件ペースを回復したようだ。一方で、TriOptimaなどによる売り買いが両建てでリスクが相殺される取引の解約作業も進み、1月26日-30日の週には1.8兆ドルほどが解約されているため、ストックをレポートするISDAやBISの統計上の数字は着実に減少していることだろう。

大手ブローカーのGFIによると、1月に欧州市場でもっとも取引量の多かった銘柄は、企業銘柄ではGazprom、ソブリンではRussiaであり、CDS市場の関心がEmerging市場に向かっていることが確認できる。ここにきて、 Kazakhstanが大手銀行の国有化をめぐってきな臭い状況になっていることもあり、2月にもこの傾向が続いているのだろう。ちなみに、北米市場ではCitigroup、アジア市場では住友商事がもっとも取引されたとのことである。

日本市場はというと、1月はインターバンク市場の取引の減少が際立っていたが、2月に入って少しずつではあるがトレードが増えている。会社更生法を申請した日本綜合地所を参照する取引は、インターバンク市場では残高は皆無のようであり、社債の保有者や融資を行なっていた銀行はほとんどヘッジできていないのではないか。新聞を見ると、破綻した後に引当てを行なう銀行もあるようだが、CDSであれば時価評価が行なわれているわけであり、会計上の透明性は社債や融資に比べて高い。

yokokenさんがご紹介されているように、東京金融取引所のホームページでクレジットデリバティブに関するQ&Aが掲載された。点数稼ぎの政治家や、売上げ増加に躍起になっているメディア、知名度を上げたいコメンテーターやジャーナリストや先生方などによってスケープゴートにされてしまっているデリバティブや証券化商品であるが、経済規模の縮小に合わせて当面は市場の大幅な縮小は不可避と思われるが、将来また”効率よくリスクが分担される社会をつくりましょう”という機運が出てきた時のためにも、事実を客観的に記しておくことには大きな意味があるように思う。

スポンサーサイト

2009.02.07 | Comments(2) | Trackback(0) | CDS

«  | HOME |  »

FC2Ad

CalendArchive

人生が輝き出す名言集



presented by 地球の名言

プロフィール

dbsb

Author:dbsb
ようこそ。

FC2カウンター

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。