スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告

将棋名人戦第3局

5月8日・9日に行われた第66期将棋名人戦第3局は、挑戦者の羽生二冠が熱戦の末逆転勝ちし、対戦成績を2勝1敗とした。

1日目の指し掛けのあたりから森内名人が局面を押し気味に進め、その後も差をつめられることなく徐々に優勢を拡大していっただけに、流れから言ってもこの将棋が逆転したことには非常に驚いた。新聞報道などで”100年に1回の大逆転”、といった表現も目にしたが、簡単な即詰めを逃して逆転負けといった類の大逆転はトッププロ同士でも決して珍しくはなく、やや大げさな気もする。昨年のNHK杯で羽生が中川に逆転勝ちした際に、解説者の加藤一二三九段が興奮して”NHK杯史上に残る大逆転”と表現したが、こうした逆転の局面にライブで接していると、そうした気分にもなるのだろう。

第3局では、羽生二冠が”いつもの負けパターン”をクリアしたことに大きな意義があるように思う。ここ数年間、羽生二冠が大躍進できなかった理由の1つに、タイトル戦などの大一番の序盤中盤でリスクのある新機軸を打ち出し、これをとがめられて形勢をわずかに損ね、これを終盤まで引きずって逆転することなくそのまま僅差で敗退、という負け将棋が多いことがあげられると思う。以前はその圧倒的な終盤力で、多少の序盤中盤の不利も逆転することもしばしばあったが、佐藤康光・森内俊之・深浦康市といったレベルの棋士が相手の場合、一度つけられた差を逆転することは容易ではない。今回の将棋では、ぽっきりと折れてしまうことなく、有体な言い方をすれば”執念で”勝ちをつかみとったという印象を受けた。この1勝は大きいような気がする。

一方、森内名人にしては最終盤で8六桂の空き王手を見落とすなど、不出来な終盤で好局を落としてしまったわけであるが、前期の郷田九段との名人戦でも”歴史に残る大逆転負け”を食った後にしっかり防衛を果たしていることもあり、ショックが後に残ることはないであろう。むしろ、改めて”羽生手ごわし”の思いを強くしているのではないだろうか。

5月20日・21日の第4局が今から楽しみであるが、ここのところ森内名人が比較的対局が少ないのに対して、羽生二冠は竜王戦・王位戦・棋聖戦など重要な対局が多い。対局をこなしながら好調さをキープできるか、注目してみたい。


スポンサーサイト

2008.05.11 | Comments(0) | Trackback(0) | 将棋

コメント

コメントの投稿


秘密にする

«  | HOME |  »

FC2Ad

CalendArchive

人生が輝き出す名言集



presented by 地球の名言

プロフィール

dbsb

Author:dbsb
ようこそ。

FC2カウンター

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。