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DTCCのデータベース

DTCCのデータベースを数日眺めた感想をいくつか

・どんな銘柄がよく取引されているのか、ネットとグロスでどれくらい違うのか、マスコミや大学の先生方のように市場を見たことがない人たちにはイメージがわきやすいのではないか。今後、週次で更新されることから、クレジット市場の参加者が今どの辺の銘柄に注目しているのか分析することも可能だろう。少なくとも、CDSの想定元本が50兆ドルあってデフォルト率が5%になると市場に2.5兆ドルの損失が発生するとか、CDSの想定元本と世界のGDPを比較するようなナンセンスな分析は減るのではないか。

・システム対応が不可能なテーラーメードな取引は当面はDTCCにはのっからないだろう。たとえば、AIGFPの4410億ドルのSuper Seniorや、モノラインのABS CDOに対する保証などである。ただし、これらは各社が決算資料などで個別に詳細を開示しており、こちらを見ればよい。例えば、AIGであれば、元本、残存年数、アセットクラス、劣後比率、現在までの原資産の毀損率などの詳細な情報が決算資料から入手できる。モノラインに至っては、個別の案件の名前まで開示しているところもある。DTCCの開示だけを見て、「これでは足りない」というマスコミは、自身の情報収集の努力が足りない。

・規制の強化はOTCデリバティブに限らず時代の流れであり、当局には今以上の詳細な情報が提供されることになるだろう。NY州保険局も先般の議会証言で「モノラインは我々がしっかり監督していたから債務履行能力は問題なく、モノラインから保証を受けている市場参加者は安心している。CDSも同じように我々が監督すべきだ」といった趣旨の発言を行なっている(椅子からずり落ちそうになりました)。

・一方で、一般向けの情報開示は現状から大きく変わらないような気がする。CDS市場を丸裸にしないと気がすまないようなメディアもいるようだが、社債や融資、信用枠など、他の信用リスク商品との比較で考えれば、DTCCや各種ディスクロージャー資料におけるCDSの関連の情報量が少ないとは思わない。市場参加者であれば価格情報はMarkitやBloomberg、証券会社のレポートなどで入手できる。そもそもポジションももたずに取引もしないメディアであれば、必要な時に専門家に取材すれば十分だろう。

また思いついたことがあれば追加するかもしれません、

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2008.11.08 | Comments(3) | Trackback(0) | CDS

コメント

DTCCが開示しているCDS上位1000銘柄のレポートはどのようにすれば見れますか?英語が苦手で、アドレスなどありましたらお願いします。

2008-11-08 土 23:19:26 | URL | wara #- [ 編集]

waraさん、こちらがリンクです。http://www.dtcc.com/products/derivserv/data_table_i.php?id=table6

2008-11-09 日 18:01:53 | URL | dbsb #- [ 編集]

ありがとうございます。こんなに詳細にわかるなんて。感謝です。お礼申し上げます。

2008-11-09 日 22:47:48 | URL | wara #- [ 編集]

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