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モノライン業界の再編

 昨日、Dexiaが傘下のモノラインのFSAをAssured Guarantyに売却する計画が発表された。AssuredもFSAも今日までAAAを維持し、相対的には”勝ち組”同士の合併ということになるが、どちらも7月からMoody'sによって格下げ方向で見直しとされており、FSAに至っては強力なサポーターだった親会社のDexia自身が政府に支援を仰ぐという展開となって不確実性が高まっていた。Assuredの大株主のWilbur Ross氏は、Dexiaに対する政府の介入によって今回の統合計画が複雑になったとコメントしている。

 Assuredの発表によると、Assuredは3.6億ドルの現金と44millionの新株式によってDexiaからFSAを買収する。この結果、DexiaはAssuredの24.7%の株主となる。買収資金調達の目的で、Assuredは大株主のWilbur  Ross氏のバックストップつきで市場で新株の発行を試みる。FSAの頭痛のタネであった(GICビジネスなどを含む) Financial Service部門はAssuredによる買収の対象とならず、こちらはDexiaが31億ドルまでのfirst lossを引き受けた上でフランス政府等が引き取るとのことである。

 2社の合併は当局・株主の承認に加えて、2社の統合が格付けにネガティブな影響が出ないとの格付け3社の判断が前提条件となる。Fitchは早速2社の格付けに影響がでないとの見込みを表明、Moody'sはそもそもの2社の格下げ方向での見直し作業が近々完了するとし、やや慎重ともとれるコメントを出している。Moody'sがモノライン保険会社を格下げする1つの理由として「財務の柔軟性の欠如」、すなわち自力で資本を増強する能力がないことを挙げているが、今回市場から増資を行なうことによってこのポイントはクリアできるのではないかとAssuredはコメントしている。

 3カ国の政府から支援を受けたDexiaにとっては、北米のモーゲージ関連のビジネスやエクスポージャーはどう考えても切り離す必要があり、FSAの売却が実現するとDexia自身の再生の第一歩となる。一方、FSAとAssuredにしても従来ほどの収益性こそ見込めないものの、細々とビジネスを継続していくための重要なステップとなるだろう。モノライン業界に関しては、後はFRBに支援を求めてまだ色よい返事を受けていないMBIAとAmbacの行方がどうなるかに焦点が絞られつつある。

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2008.11.15 | Comments(0) | Trackback(0) | モノライン

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