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コーラブル劣後債のその後

12月のエントリーで書いた、Deutsche Bankがコーラブルの劣後債を暗黙の合意を破って早期償還しなかった件だが、コールをかけるスケジュールの問題なのかもしれないが、今のところ他の大手金融機関で追従したところは聞こえてこない。報道によれば、投資家や投資家団体はDeutsche Bankの債券の不買運動を展開している/しようとしているようで、思ったよりもハレーションが強いという印象がある。これでは、なかなか追従しにくいのだろうか。

Lloydsに実質的に救済されたHBOSは2月上旬にコール日を迎える劣後債が5億ポンドあるが、こちらは特別な事情もあってどうもコールをかけるようだ。事情とは、現在Lloydsが既存の劣後債をさらに支払優先順位の低い劣後債に交換するよう社債保有者に提案していることで、この時期にコーラブルの劣後債のコールをかけずに劣後債の投資家を怒らせるのは得策ではない、との判断だろうか。

投資家の反応に”恐れをなした”他の金融機関が暗黙の合意通りにコールをかけるようになり、DeutscheBankのコールだけが唯一の例外、ということになったとしても、前例ができてしまった以上は、たとえば「当初5年がL+100、後半5年がL+2000」、といったような極端な条件にでもしない限り、今後は同様の仕組みの劣後債の発行は難しくなるだろう。もっとも、政府の保証付きでようやくシニア債を発行できている銀行が大半である中、保証なしで劣後債を発行できるようになるのは、先日のCredit Agricoleのような一部の相対的に余裕のある銀行を除いて当分先の話なのかもしれないが。

そもそもこうした仕組みが定着した大きな要因がBIS規制であり、銀行の資本構造が大きく変化するのに合わせてBIS規制自体も遠くない将来に大きな改定が必要だろうから、コーラブルの劣後債という一世を風靡した商品ももしかしたら絶滅の危機に瀕しているのかもしれない。

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2009.01.10 | Comments(0) | Trackback(0) | 市場雑感

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