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禁酒法(続編)

Bloombergニュースによると、先日現物資産を保有せずに取引するCDS (=naked CDS)を禁止する法案を作成した下院農業委員会のCollin Peterson氏は、昨日のインタビューで、naked CDSを永久に廃止することが趣旨ではなく、この法案はSECによる株の空売り規制に対する補完的な位置づけであると説明した。SECが株の空売り規制を導入している時期にはCDSでも”空売り(naked short)”を禁止し、株の空売り規制が解除されればCDSの空売りも再開する、というものである。

各方面からの批判に自身の金融リテラシーのなさを認識したのかどうかは定かではないが、当初の内容とは大きく異なるものであり、個人的にはなお愚案であるとは思うものの、100歩譲ってこれならまだ議論の余地はあろう。

専門外の分野ではあるが、傍から見ていると株の空売り規制に大きな効果があったとは到底思えず、むしろヘッジファンドのCBアービトラージ戦略に大きな打撃を与えるなど、市場を混乱させる副作用も無視できないように思われる。効果がでなかったのは、株の空売り禁止によってベアな市場観を持つプレーヤーがCDS市場に逃げたことが原因だ、という見立てかもしれないが、株式市場とCDS市場両方で自由に取引できるプレーヤーは、特に最近はヘッジファンドや大手金融機関のプロップデスクの動きが低調であることもあって、決して多くないように思う。各市場を自由に動き回れるプレーヤーは、株やCDSでショートが作れなくなれば、ドルを売るなり金を買うなり、コリレーションのある他の市場にシフトするだけで、いたちごっこになるのではないか。

完全に市場メカニズムに任せるのがいいのか、市場の動きを政治的に都合のいいように操作するのがいいのか、あるいはその中間がいいのか、議論が進むのは大歓迎であるが、ひとつの市場や商品だけをスケープゴートにして”木を見て森を見ず”では、何の解決にもならないように思う。

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2009.02.04 | Comments(0) | Trackback(0) | CDS

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