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走り続ける羽生三冠

既報の通り、将棋名人戦第六局は挑戦者の羽生が勝ち名人を獲得、19世名人を名乗る権利を取得した。残念ながらまだ棋譜を見る機会はないのだが、例によって定跡形からは大きくははずれた独創的な力将棋だったようだ。力将棋と一言で軽く言うが、脳の疲れ方は定跡形の将棋と比べて並大抵ではない。2日間、ずっと根競べを行っているようなものだろう。

午後8時頃に対局に勝利した後も感想戦に記者会見、(おそらく)打ち上げ、次の日も寝坊する間もなく取材に応じて東京にトンボ帰り、(おそらく)たまっている所用をこなして翌日は王位戦の挑戦者決定戦(これにも勝利!)、感想戦等を終えて(おそらく)深夜に帰宅後、旅支度をして翌日は棋聖戦の対局場である愛知県へ移動、到着後対局場検分をした上で地元のファンや関係者らと前夜祭、そして翌日は佐藤康光棋聖と根競べの対局、、、、、。私は羽生三冠のマネジャーではないが、こうしたスケジュールが容易に想像できる。記者会見や前夜祭、取材などはできれば辞退して少しでも頭を休めるなり家族と時間を過ごすなり次の対局のための準備をするなりしたいと思うのだろうが、羽生三冠、そして他の将棋棋士の多くの偉大なところは、こうした”仕事”をいやな顔一つせずにこなしていることだ。「将棋に専念したいので、今日はこの辺で、、」といった言い訳を聞いたことがない。おそらく世間の人が想像する以上に、棋士は体力がないと続かない職業であろう。

今週の羽生三冠は、名人戦第6局、王位戦挑戦者決定戦、(第1局を落とした後での)棋聖戦第2局と、大勝負の連続であった。対局相手は言うまでもなく最強の相手・旬の相手であり、少しでも集中力が欠けるとあっという間に3連敗しても不思議ではなく、負けるとここ数ヶ月・1年間の努力が水泡に帰すという重要な対局であった。名人を獲得して返す刀で王位挑戦権を奪い、そして棋聖戦へと旅立つ、その姿はまるで天下布武を掲げて上杉・武田・毛利・石山本願寺等四方八方の敵と各個撃破の戦いを続ける織田信長を彷彿とさせる。信長と違うのは、勝負を離れた時は普通のやさしいお兄さんに変身することだろうか、、。

勝利の余韻を味わう間もなくタイトル戦が続くが、とりあえず名人の獲得で精神的にもゆとりがうまれ、物理的にもA級順位戦を戦わなくてもいいという貴重な権利を勝ち取ったことで、気持ちはかなり楽になったと想像できる。少しはゆっくり休んで、また斬新な将棋を見せて欲しいと切に願う。名人獲得本当におめでとうございました。

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2008.06.19 | Comments(0) | Trackback(0) | 将棋

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