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忘れた頃にモノライン

金曜日は米当局による矢継ぎ早の金融危機対策の発表が行われ、株価は上昇・クレジットスプレッドは大幅縮小となった。発表された施策の実効性や効果の持続性はこれから評価が固まってくるのだろうが、とりあえずは”売り疲れ”の反動といった感じだろうか。そんな中で、金融危機の回避に逆行するような動きも見られた。

木曜日にMoody’sはサブプライムやジャンボローンの損失率の見通しを上方修正すると発表、2006年vintageのサブプライム住宅ローンの予想損失率については従来の14~18%から22%へ上げた。この見直しに基づいて、AmbacとMBIA2社を格下げ方向で見直しとし、場合によっては複数ノッチの格下げを行なうと表明した。

Ambac Assurance は現在Aa3、MBIA Insuranceは現在A2ということで、複数ノッチの格下げによってそれぞれをシングルA、トリプルBゾーンとなる。公表されているように、格下げによってGICビジネスにおける追加担保/早期償還の要請が発生することになる。また、現在最終的な承認を取得する方向で進んでいるFGICからMBIAへの1840億ドルの地方債ポートフォリオの再保険についても、実行時においてMBIAの格付けが現在のA2を維持することが条件となっており、MBIAが格下げされるとFGICの軟着陸プランも瓦解する。

AmbacとMBIAの2社はともにプレスリリースを発表して遺憾の意を示し、Moody’sのストレスシナリオが厳しすぎると指摘している。22%の損失率の見通しはすでに“ストレスシナリオ”であり、これを“メインシナリオ”としてここからさらに“ストレス”をかけるのは納得できないということだ。Ambacの発表によると、2ノッチの格下げによってGICビジネスで27億ドルの追加担保・早期償還手当てが必要となり(Lehmanの破綻による12億ドルの影響を含む)、現在の資産の価格が変化しないとすると19億ドルの不足が生じることになる。不足分は資産の売却と、Ambac Assuranceからの子会社間の資本移転などによって対応するとしているが、この結果、Ambac Assuaranceから8.5億ドルを子会社のConnie Leeに移転して地方債保証ビジネスを再開する計画が延期されることになった。Ambacにとっては頭の痛いところであろう。

Moody’sのパラメーターの設定が妥当かどうかは事後的しかわからないが、今になってやたらと厳格になるくらいなら昔から厳しくしていればいいのにと誰もが思うだろう。とりあえずは、昨日発表された政府の一連の施策の行方を見守ってからの格付けアクションでもいいような気もするが、昨年来「格付けの変更が遅すぎた」と批判を受けたことを根に持っている(?)のだろうか。

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2008.09.20 | Comments(0) | Trackback(0) | モノライン

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