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フローとストック

MarkitのホームページでQuarterly Metrics Reportが更新された。ISDAやBISの統計がデリバティブ取引の残高(ストック)を想定元本ベースで示しているのに対して、Markitのレポートは月間の取引件数(フロー)を表していることから、どれくらい市場取引が活発だったかを大まかに把握するのに役立つ。レポートの数字の出し方などは明示されていないが、主要ディーラーに対するヒアリングの結果と思われる。

これによると、CDSについては、2008年7月-9月の四半期では8月に取引量の落ち込みがあったものの、7月と9月の取引量は高水準で、9月は過去最高だった2007年7月と同様の水準である。特にiTraxxやCDXインデックスの値動きが大きかったことから、インデックス取引の件数が増加したのだろう。完全に想像だが、1件あたりの金額を減らして、こまめに取引が行なわれたという側面が一部あるのかもしれない。

2008年は2007年に比べて取引量の増加傾向が見られる。一方で、TriOptimaやCreditex、Markitといった金融サービスプロバイダーが、市場に存在する売り買いが両建てになってリスクが相殺されている取引を積極的に解約する作業(portfolio compression / tear-upと呼ばれる)を加速化させていることから、ストックベースでは、2007年12月の62兆ドルから2008年6月の54兆ドルと減少している(ISDAの統計)。

TriOptimaは2008年1月~8月に市場に存在するインデックス取引を22兆ドル解約した。Creditex / Markitもこの日の声明によると北米のTMT(Technology Media Telecommunication)銘柄を参照するシングルネームCDSの相殺・解約作業を行ない、参加した13金融機関の取引の半分以上を解約したとしている。

仕組み取引が激減し、Lehman、Merrill、Wachoviaと参加者が徐々に減り、カウンターパーティー・リスクの管理がより厳格化されることから、今後はフローも減少もしくは横ばいとなることが予想される。一方で、既存取引の相殺・解約作業は一層積極化し、予定通りに今年末までにインデックス取引においてCCP(クリアリング)が導入されるようになると、ストックの数字はさらに減少するのだろう。これで表面的な数字にこだわる外野の声もおさまり、ディーラーも淡々と取引を継続することになるだろうか。

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2008.10.18 | Comments(0) | Trackback(0) | CDS

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