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東京電力の信用リスク

ここ最近考えていることを、こちらの大先生が明快に記述してくれました。

東電に金を貸すのであれば原発のリスクを考慮すべきであり、そのリスクが顕在化したならば損失を被ってしかるべきだ、との官房長官発言。金融機関には原子力発電所の安全性を自ら確認する能力も、震災を予知する能力もない。ただ、国や原子力安全委員会の監督能力と「日本の原発は安全です」との言葉を信じ、国ですら想定できないような事態においては電力会社の賠償責任は免責されるとの法律をバックストップに、投融資していただけだろう。自己の監督責任を棚に上げ、電力会社をスケープゴートに支持率の上昇を狙う構図は、AIGにすべての責任を押し付けようとした米国の金融規制当局と同じである。

「到底国民の理解は得られない」と言われても、私のことはその「国民」にはカウントしないで欲しい。東電だけを悪者にしても票は稼げない。どうせなら、原発の現場で命がけで働いている東電や関連会社の社員などに国民栄誉賞を検討している、とでも言えば、支持率は回復するかもしれませんよ。

2011.05.19 | Comments(0) | Trackback(0) | Blues

お別れは突然やってきて

記念日や送別会で何度も足を運んだ麻布十八番が先月閉店した。

ランチタイムに美味しいおにぎりが楽しめるおむすび茶屋の夜の部、若杉ばあちゃんの台所がしばらくお休みすることに。

そして、この2年間、ランチにカフェにディナーにおそらく100回近く足を運んだツチオーネが今月末に閉店することに、、、。

オーガニックレストランにも色々とあるが、国の定める残留農薬等の基準に異議を唱えて無農薬無肥料栽培で育った食材を使い、化学調味料や食品添加物を回避するお店が多い。そうしたお店が、国の定める放射性物質の基準に従って食材を選ぶことに抵抗があることは想像に難くない。一方で、自然栽培に力を入れている農家との関係もかけがえのないもので、福島原発に近いというだけで仕入れを停止することも容易ではない。かといって、独自に安全性を検査するにも限度がある。

震災後、ただでさえ外食産業が苦戦している中で、オーガニックレストランは特に苦しい状況にあるが、こんなにはやいペースで愛着のあるお店がなくなっていくことには本当に心が痛む。自分だけでも外食を減らさずに、せめて志の高いお店には足を運び続けなければ、、、。

復旧の大きな足枷となる原子力発電所。それでもまだ必要か??

2011.05.16 | Comments(0) | Trackback(0) | Blues

Chain Gang

今週もマーシー(真島昌利)に登場を願う。

大きな余震が頻発した一週間。月曜日はタッチの差でエレベーターに閉じ込められるところだった。いったい、いつ終わるんだろう、いつになったら元に戻るんだろう、と思ってしまうが、きっと人間が悔い改めるまでは続くのだろうな。今回ばかりは、神様は簡単には許してくれまい。今、余震がおさまって原発の問題も収束したら、大多数の国民は被災地のことも忘れて再び元の生活に戻るだろう。一時停止状態の原発も再稼動し、あるいは新たな建設も再開するだろう。それは許されまい。

被災地には「津波が来たのは僕が悪い子だったからだ」と思い悩んでいる小学生がいるとのこと。その昔、マーシーは「物を盗むのはとってもいけないことです。それでも僕は物を盗んできた、世界が歪んでいるのは、僕の仕業かもしれない」と唄った。反対に清志郎は「Oh でも関係ねぇさ俺ひとり態度よくしても、人類は深刻な問題をかかえたままさ」と唄った。どちらが正しいかという問題でもないが、小学生の健気な思いには心打たれる。

東京電力によると、原発の問題は6ヶ月から9ヶ月で収束する見込みとのこと。素人としては、これが保守的な見積もりなのか楽観的な見積もりなのか、緻密な計算に基づくものなのか鉛筆をなめて出した数字なのか、まるで見当もつかないが、仮に余震やテロといったリスクを考えなくても、梅雨になれば毎日建屋に雨が降り、夏が来れば台風が襲い掛かる。本当に大丈夫なのだろうかと思ってしまう。

今、原発の現場で格闘している作業員の方々は紛れもなくヒーローだ。メディアが彼らをヒーロー扱いしないのが不思議だ。なぜ「時給XX円で雇われた、、」とか後ろめたいニュアンスで語るのか。本来ならば、実名も顔も公開した上で、「彼らに声援を送りましょう」と毎日報道してもいいはずだ。チリの炭鉱から救出された方々も大ヒーローだが、彼らが救出された側であるのに対して、原発現場の作業員は日本そして世界を救出しようとしている側なのだ。

枝野氏と蓮舫氏、それぞれの頑張りには頭が下がる。でも、一連の事業仕分けでは、自衛隊向けの各種予算が削られ、化学防護服の増加や駐屯地数の維持が却下され、自衛隊服は安い輸入物で良いと決め付けられたり、散々だった聞く。どこかで、認識の誤りをきちんと正して欲しいものだ。

日本各地では反原発運動が広がりを見せている。さすがに現状ではsustainableでないと考える人が増えているのだろう。物の本によれば、日本の原発で作られる使用済み核燃料を処理する施設が不足しているとのこと。青森に再処理場を建築中とのことだが、日本人が全国各地で贅沢三昧した結果として生まれた危険物を、青森県で一手に引き受けるなど、とても地元の理解が得られるとは思えない。今すぐすべての原発を停止すべきだとは言わないが、原発をすべて止めるにはどうすればよいか、原発なき世の中をどう構築するか、(仮にその結論がいくつかの原発は残すということであったにせよ)タブーなしで早急に考えるべきだ。

2011.04.17 | Comments(0) | Trackback(0) | Blues

足し算と引き算

基準値を少し下回る野菜を食べ、いつもより少しセシウムが多く入った水で作ったスタバのコーヒーを飲み、少しだけ汚染された魚を食べ、いつもよりも少し放射線が濃い空気を吸い、放射能のにわか雨に打たれ、海外出張で世界中を飛び回り、原因不明のだるさに医者の勧めにしたがってCTスキャンをとり、、、というように「足し算」していくと、一つ一つは「基準値以下」でも、体には結構負担がかかるんだろうか。

北関東や東北の農業・漁業・家畜業等に携われている方々の苦悩の大きさは想像を絶する。「基準値以下」の農産物を会社や役所の社員食堂で積極的に使うことは大賛成。だが、子供は守らなければなるまい。せめて、小学校の給食では、(申し訳ないが)当面は「基準値を遥かに下回る」食材のみを使って欲しいものだ。

大人も、普段の生活で必要以上に被曝しないように心がけるに越したことはないだろう。昨年はCTスキャンも胃レントゲンもうまく逃げたが、今年は胸部レントゲンも逃げよう。絶対必要でない限り海外出張も避けよう(来月の出張行きたくないなあ、、)。いつも以上に、なじみのあるお店以外で外食するのは控えよう。放射能以外の毒、すなわち、農薬、化学肥料、化学調味料、白砂糖の摂取は減らし、(実践は難しいのだが)ストレスをためずに心安らかな日々を過ごせればなおベスト。

それと同時に、「引き算」、すなわちデトックスにも普段以上に力を入れなければ。専門家ではないので根拠はまったくないのだが、継続的な被曝によって健康を害するか害しないかの境目は、やはり免疫力や自然治癒力の強さであるような気がする。

なんだか、証券化商品のシニアトランシェになったような気分がしてくる。たとえば、残存5年間で10%の劣後比率を費消しなければ元本は無事償還、10%を超えると元本が部分的・全面的に毀損という仕組み。構成銘柄のデフォルトを極力回避して劣後比率の減少を最小限に食い止め(足し算側のお話)、同時にエクセススプレッドなどの仕組みで信用補完を強化(引き算側のお話)する。うーん、やっぱり金融危機とオーバーラップするなあ、、。

2011.04.09 | Comments(0) | Trackback(0) | Blues

ラインを越えて

金融機関、特に資本市場まわりの仕事を担当している人たちは、外国人・日本人を問わず、原発の状況について悲観的な見方をする人が多い。それはそうだ。2007年から始まった一連のサブプライム関連の金融危機と類似点があまりにも多く、最悪のシナリオが強く意識されるからだ。

一回目の衝撃(例えば2007年6月のBSAMショック)からじわじわ状況が悪化、その後小康状態が続き、常にピリピリしていることに疲れ、「もしかしたらそろそろ危機を脱することができるのかも」と淡い希望が頭をもたげたころに、二回目の衝撃(例えば2008年3月のBear Stearnsショック)、しばらく時間が経過して「今度こそ大丈夫かも」と思い始めたころに、三回目・四回目の衝撃(例えば2008年9月のGSE⇒Lehman⇒AIG⇒、、、、)が次々と襲ってくる。ようやくトンネルの先が見えたと思ったら、今度は理不尽なポピュリスト的規制が次から次へと、、、。

福島原発について言えば、今は二回目の衝撃くらいの段階で、これからさらに大きな衝撃&長く辛い時期が続くことをつい予想してしまう。

サブプライム危機の折、メディアに無数の「似非専門家」が登場し、証券化もデリバティブも実務経験ゼロなのに、頓珍漢なコメントをしていた。ソブリンCDSを取引したら、当事者間でどういうキャッシュフローが生まれるのかすら知らない「専門家」が、もっともらしく分析をする姿は、ボールがバットに当たったら一塁に向けて走るのか三塁に向けて走るのかすら知らない人が、イチローの打撃をデータから分析するようなものだ。きっと今回も「放射能の専門家の意見」は「玉石混交」なのだろう。デマに惑わされたくはないと思いつつも、自分自身があまりにも素人過ぎて、見極めることができないのが歯がゆい、、、。

とはいっても、歴史が繰り返すとは限らない。先日も、某著名SIV-Liteのマネジャーとのやり取りの中で、「今回の危機はSIVの資金調達危機とそっくりで生きた心地がしない」と言ったら、「no worry, Japan is more resilient than SIV」と励まされた。使命感に燃えて命がけで戦っている電力会社・消防・警察・自衛隊 etc etc達もいる。彼らの無事を祈り、不安になりすぎずに、自分にできることを淡々とやるしかない。

旧友の桜林さんが夕刊フジで連載をはじめた。「夕刊フジを読みながら老いぼれてくのはごめんだ」とマーシーの叫びが頭をよぎるが、毎日夕刊フジを買って帰る日々、、。

2011.04.02 | Comments(0) | Trackback(0) | Blues

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